ITのエンジニアってぶっちゃけどうなの?

新型コロナウイルスの流行で転職を考えておられる方は増えたのではないでしょうか。

そんな中でITエンジニアやWebデザイナーなどは在宅でも可能な職種であるため注目も集まっているような気がします。

エンジニアの仕事ってぶっちゃけどんな感じなの?収入は?残業は多いの?職場の雰囲気は?などなど知りたいよって方のために、僕の経験談を書き綴ってみようかなと思います。

なんでITエンジニアなの?

僕は大学を卒業して新卒でIT企業に入りました。今から12年ほど前のことです。(もうそんなに経ったのか。。)

エンジニアになろうと思ったのは多分大学3年生になって就活を始めた頃だったと思います。

正直なところ会社員という響きにどうも抵抗があって、そんなものになりたいとは思っていなかったのですが、お金も必要だし大学まで出て何もしないわけにはいかないので仕方なしに就活を始めました。

仕事をするなら仮に会社を辞めたとしてもやっていけるような何かしらのスキルが身に付く仕事がいいなと思ってました。(これは多分高校生ぐらいの頃からそう思ってました。)

スキルが身に付いたらとっとと辞めて独立しようと思ってました。

ではそれはどんなスキルかと考えた時に、どんな仕事であれパソコンはこれからの時代必要になってくるだろうと思っていたのでパソコンに強くなれそうなエンジニア業がいいかなと思うようになりました。

そうして、面接を受けていくつか落ちましたが地元に支社があるIT企業に入ることができました。

エンジニアになってどうだった?

入社が決まってから入社までの間e-ラーニングで勉強しておくように言われたのでそれなりにやってみましたが正直ちんぷんかんぷんでした。

入社が決まるまではプログラミングのプの字も知りませんでした。大学も文系で情報処理の科目を受講していたわけでもありませんでした。

プログラミングはおろかOffice製品も使えませんでした。

パソコンは触ってましたがインターネットをするぐらいでした。

入社してから関東にある本社で集団研修を2か月受けましたが、ぶっちゃけ実務を10年以上こなしてきましたがこの研修期間が嫌な思い出トップ3に入る気がします。。

研修ではC言語とJavaを題材にされましたが何をやっているのかさっぱりわかりませんでした(笑

まず単語がわからない。。コマンドラインとかメソッドとか何言ってるの?って感じでした。

新人の中でもかなり劣等生だったと思いますし、地元から遠く離れた見知らぬ土地だったというのもあっていつも浮かない気分でした。

研修期間が終わって地元の支社に配属されたことで少し気分は上向きになりましたが、実務に入ったところで使い道もなく、最初の1年間はおもにアプリのテストと課題のWebアプリ制作をやってました。

そんなど素人でしたが、3年目になる頃には設計、実装、テストとそれなりに実務をこなせるようになっていました。(品質は悪かったかもしれませんが。)

それなりにうまくいかなくて辛いこともありましたが、 継続は力なりというんでしょうか。何も知らない素人でも2年くらいやればなんとなくわかってきます。

職場の雰囲気は?

これは入ったところの職場によると思います。(そりゃそうだ)

僕はIT企業に3回入社しました。その中で他の会社に派遣されることもあったので合わせて10社以上の職場で働いたことがあります。

職場によってはスーツ着用が義務付けられていたりセキュリティが頑丈で出入りが面倒な職場、昼休み以外の外出禁止なんていうところもありました。(外出っていってもコンビニに行くくらいなんですがね。。)

業務に関係ないWebサイトを開くことを禁止している会社、そもそも外部のWebサイトが見れないようになっている会社もあります。(ググれないのはエンジニアとして致命的ですが。。)

自分は無いですが、朝就業が始まったらみんなで体操をするところや、金融系の職場ではスマホや飲み物の持ち込みが禁止されているところもあるようです。

そんなお堅い職場もあれば、短パンTシャツでイヤホンつけて音楽聴きながら仕事ができる職場もあります。

支給されるパソコンはWindowsなところもあればMacなところもあります。デスクトップなマシンもあればラップトップのマシンもあります。

尻が痛くなる椅子の会社やちょっとしたリクライニングができる椅子の会社、

オフィスが狭い会社、広めの会社、

年齢層が高い会社、低い会社、

あんまり喋る人がいなくてひたすらキーボードを叩く音が響く会社、コミュニケーションが活発で常に誰かが喋っている会社、ラジオや有線を流している会社、

職場によっていろいろですが、総じて規模の大きい会社や歴史のある会社はお堅めで年齢層が高い印象があります。

扱うプロジェクトの規模が大きく、トータルで数十人〜100人ぐらいで開発するプロジェクトもあったりします。規模大きいプロジェクトは計画がきっちりと決まっていて設計書のフォーマットやコーディングのルールが決まっていたりします。大企業になると自社開発したフレームワークを使って実装しなければならないこともあります。(そういうものはgoogleで検索しても情報が出てこないので扱いが結構大変です。本当はフレームワークって開発をしやすくするためのものなんですけどね。。)

プロジェクトの規模が大きいと開発期間も長めで何年も何年も同じプロジェクトをやってるって人も多いと思います。僕はそれが結構辛く感じました。技術的な進歩も無いですし、何より飽きます。。

いっぽう、スタートアップやベンチャーと呼ばれる会社は比較的設立が新しく、年齢層が低く、自由度が高い印象があります。

扱う案件の規模も前者に比べて小さく少数精鋭で開発をすることもよくあります。目的を果たせれば何でもよく、使うプログラミング言語やフレームワークはそのメンバーで話し合って決めたりすることもあります。

開発期間も短めなので、数多くの案件を短い期間で経験することもできます。

書きっぷりでもうおわかりかもしれませんが、どちらの職場をおすすめするかというと僕は断然後者です。

仕事は楽しい?残業は多い?

最初はつまんなかったです。。

上述のとおり、まったくの素人だったので何やってるのかさっぱりわかりませんでした。

エンジニアになる前まではプール監視のバイトをしてて、そこが楽しかったから一層そう感じたのかもしれません。

プールにいた頃は人が多くて音楽も鳴っていて同僚もユニークな人が多くて、いろんなイベントとかがあって華やかな世界だったのに、今は静かなオフィスでスーツを来てパソコンを目の前によくわからない作業をさせられてる。。しかもずっと座ってる。。なんだこれ。。って感じでした。

学生の頃、そこそこスキルが身に付いたら独立を…なんて考えていたのは割と序盤で吹き飛びました。。(でも後にフリーランスになりますが。)

無理だし、こんな仕事続けたいとも思わない。ただここですぐ辞めたら何だか負け犬感がある気がしたので、とりあえず3年経ったら辞めようと思ってました。(結果3年きっかりで辞めました。)

退職後1年間は異業種で働いていたのですが、収入の面で辛い部分があって結局IT業界に戻ってきました。

でも2社目に移ってから考えはちょっと変わってきました。

2社目はカジュアルな職場で年齢が近い人も多かったので居心地がよかったです。1社目ではひたすら同じ業務用Webアプリの仕様変更対応ばかりしていましたが、2社目ではWebアプリの他にもゲームやスマホアプリの開発に入ることがあり、いろんなプログラミング言語も覚えることができました。

ある程度数をこなしていくと、なんとなく「エンジニアの仕事ってだいたいこんな感じなんだな」という雰囲気が掴めるようになります。

モノを作る時はこんな感じにすればいいんだろうなっていうイメージも浮かぶようになるので、自分でなんか作ってみようかなっていう気になったりもします。エンジニア業って本当はもっと面白いものだったんだなと思うようになりました。

まとめると、仕事は楽しいと思いますが職場や案件の内容によるかもしれません。保守みたいな形で同じプロジェクトをずっと続けていくような仕事には面白さを感じませんでした。閉じた世界の中だけで生きていてエンジニアのなんたるかを全然知ることができなかったです。それよりも小さくてもいろんなプロジェクトをこつこつ積み重ねていくほうが成長を感じることができました。

スキルがある程度身につくと自然とプライベートでも何かを作ってみようという気になります。最初はあんなに嫌だったのに、今は仕事外でもプログラムを書いている。そう気づいた時に初めてこの仕事は自分に合ってるんだろうなって思いました。

残業についてですが、これも職場と案件によります。

特に決まった繁忙期というのはありません。
強いて言うと納期間近が繁忙期です。

プロジェクトがうまくいっていない場合や、ヘルプとしてそこに入らされた時は最終電車帰る日が続いたり休日出勤させられたりすることもあります。

残業時間が月200時間を超えて、社長に残業代を分割払いさせてくれって言われたこともありました。

何事もなければ定時で帰れると思います。

はじめのうちはみんなが残っている中で早く帰ることに抵抗を感じるかもしれません。

でもある程度一人前になってくると残業することに意味を感じなくなりますし、「定時で帰って何が悪い」ぐらいに思うようになりました。

ここ数年、残業はめったにしていないです。

収入は?

では、収入の面ではどうでしょうか。

僕の場合3社に入社しましたが、1社目が規模的には一番大きいかもしれません。

一応、東証一部に上場している会社でした。

ただ当時はまだ年齢も若く3年きっかりで辞めてしまったので、その後残っていたらどうだったかわかりませんが、当時で年収が300万円台の前半ぐらいだったと思います。

2社目は地元のベンチャー企業で比較的設立したばかりだったのでルールなんかも特に決まってなくて自由な社風でした。

1社目の時よりも年齢は上がりましたが、収入的にはそこまで変わりませんでした。300万円台半ばから後半ぐらいでしょうか。

3社目は上場こそしていませんが、規模的には1社目と同じくらいと思います。
ただここはIT企業というよりも自社のパッケージ商品を売ってる会社で、営業部や、サポートセンターなどがある中の開発部の技術者として雇われました。開発しかやらない今までの会社とは少し毛色が違うところでした。

規模が大きいわりには割と自由にやらせてもらえる職場でした。

年収は600万円台前半ぐらいでした。

年収が大きく上がったのは3社目に入社する前にフリーランスでエンジニアをやっていたことも要因になっているかもしれません。

2社目の社風は好きでしたが収入の面が心許なかったので思い切ってフリーランスに転身しました。

フリーランスになると会社の利益として取られていたものが自分に入ってくるので顧客から見ると単価は変わらなくてもエンジニアから見たら収入は大きくなります。その時の年収が600万円ぐらいでした。(首都圏の場合は+200万円ぐらい多いと聞いたことがあります。)

そのままフリーランスを続けるつもりでしたが、ある時2社目で一緒に仕事をした人から3社目に誘われた格好で入社しました。

そういう経緯もあってフリーランス時代の年収を極力下げないように配慮をしてくれたのかもしれません。

どうしてフリーランスを辞めたのかとかの話は「フリーランスエンジニアってぶっちゃけどうなの?」でまとめているので、興味のある方はどうぞ。

まとめ

あくまで僕の経験談なので、一概に言えないところはありますがこれからIT業界に入ってみようと思っている方や転職を考えている方の参考になれば幸いです。

したっけ!

  • エンジニアになってまあまあよかったと思っている
  • 最初は苦労するかもだけど、未経験でも2年くらいやっていればなんとかなる
  • 大企業のほうが収入面では有利かもしれないが制約が厳しいかも
  • スタートアップやベンチャーのほうが仕事は楽しいかもしれないが収入面は厳しい場合がある
  • 現状に不満があるなら転職もアリ。フリーランスになると収入が上がることが多い

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パソコンとインターネットがあれば場所を問わず仕事ができるので、リモートワークが普及しつつある現代にマッチした職種と言えると思いますし、 物理的に必要なものはパソコンぐらいなので初期投資にかかる費用も少なく、人並みに仕事ができればフリーランスになって会社依存を脱却することもできます。

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